BLOG

ブログ

11月15日、高知で開催された日本臨床外科学会の「政党討論会」に参加してまいりました。
この政党討論会、医師である国会議員が様々な課題につき現場の意見を聞き、議論を戦わせ場として始まりました。
第9回を迎える今回、司会の東邦大学理事長の炭山嘉伸先生と日本テレビ解説委員の高田和男さんが勇退なさるとあってフルキャストで臨みました。
(今は現職ではない私にも例年通りお声をかけて頂けました事感謝いたしております)

これまでも医師の労働問題、消費税問題、女性医師問題、医師不足の問題等々、その時々の状況に合わせた話題が提供されてまいりました。
会場にいらっしゃるドクターと直接やりとりさせて頂くのもこの学会ならではの面白さ。
この討論会がきっかけとなり、施策が進んだ分野もございます。

医療という観点では、政党関係なく我々医系議員のゴールは一つ。
国民により安く質の高い医療を提供し、医療者も安全安心に働き研究していただける環境を整備する!
しかし、少子高齢化と医療技術革新の速さのために、財政的な側面で年々実現が難しくなっている状況なのです。

今日も
1.地域・診療科医師偏在問題
2.医師の働き方改革
の2点を議論させていただきました。
私は子育て真っ最中の女性医師の立場から院長クラスのドクターに女性医師の声を、そして産業医として労働安全衛生の観点から働き方改革についてお話しさせていただきました。

持続可能な社会保障制度のためにも、医療を守るためにも制度として駒を扱うように医療従事者を回す冷たい政策ではなく、人(医療従事者)に優しい血が通った政策でなくてはならないのです。
医療こそ箱もの行政ではなく、そこで働く人へと予算をつけ、大切に育んでいく必要があるのです。
皆保険制度が成り立たねば、国民の命を守ることもままなりません。

国立がんセンターのレジデント仲間とも意見交換をさせていただき、有意義な時間を過ごしました。
これからも学びの場を求め、様々な所に出向き勉強させていただこうと思います!

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。