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10月5日、西区の長善寺で開催された「おてらmeets フェスティバル」に行ってまいりました。 このフェスティバルは、あいちトリエンナーレ2019パートナーシップ事業、令和元年度愛知県障害者芸術文化活動普及支援事業の一環としてとして行われています。 昨年、私も「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」の成立に関わらせて頂き、障がい者スポーツだけではなく芸術活動の素晴らしさにも触れてまいりました。 愛知でもトリエンナーレに関連し、様々なイベントが開催されております。 昨年のコンサートも素敵な会場でしたが、今日は青空の下、太鼓の音も響きます。 今日も天白の「おちゃや一座」は大はしゃぎ。 彼らの心洗われる無邪気な笑顔と曇りのない心の声に、自然と拍手も盛り上がります。 最近、知的障がいをお持ちの方々の芸術は、日本でも「アール・ブリュット(生の芸術)」と呼ばれる様になってきました。 元々、「アール・ブリュット」とは、幼児,精神病患者,囚人あるいは完全な素人などの人々が純粋に自己の楽しみで制作した作品が呼ばれていた名前です。 邪念のない自然で大胆な彼らの作品にはいつも「ハッ」と気づかされるものがございます。 彼らの演奏や演技は、思わず笑みがこぼれ、必死に取り組む姿に自然とエールを送りたくなってしまいます。 生きていることに意味付けしてみたり、つい他人の視線が気になったり、気遣いしすぎて疲れたり、そんな自分がちっぽけで何てつまらない事をしているのだろうと気づいてしまう。 彼らの作品に触れる度、私は原点に立ち戻ることが出来るのです。 「アール・ブリュット」は障がい者の芸術ではありません。 我々の心に蝕んでいる障害を取り除いてくれる芸術なのです。 芸術の秋ですね。 きっと皆さまの街でも障がい者の芸術作品を見ることが出来るでしょう。 是非、邪念を取り去り、ピュアな心の眼で作品をご覧になって見てください。 新たな世界がそこから広がっていく事にお気づきいただける事でしょう。

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