BLOG

ブログ

「特定非営利活動法人いのちをバトンタッチする会」が発行している「いのちびと」に、私の生い立ちや医師としての経験、政治に対する思いを取材し特集していただきました。

定期購読誌「いのちびと」

いのちをバトンタッチする会代表の鈴木中人さんは、私が大学で教鞭をとっていた頃、2006年愛知県庁で開催された「命を大切する教育研究会」の委員をご一緒させていただいた「いのちの教育」仲間です。
あれから13年、お互いに活動の内容は違えど、それぞれの歩む道で「いのち」を追及してまいりました。

鈴木さんは6歳の娘さんを小児がんで亡くされ、その小さくとも素晴らしい「いのちの輝き」を我々に分かり易い言葉で熱く語ってくださいます。
そして、ご自身もその死をどの様に受け入れ乗り越え、今の活動があるのか、この活動を続けることの難しさ、大切な方の心温まる「いのちを支える言葉」を、心に染み入る音色で聞かせてくださいます。

私が政治を語る時、そして政策を考える時、いつも原点は「看取り」です。
緩和医療の中で多くの患者さまを看取らせていただき、「いのち」の最期の灯をどの様に静かにそして自然に苦しみの無い形で消え入ることが出来るのかを考えてまいりました。
そこにあるのは、嘘・偽りのない丸裸の「いのち」だけ。
その「いのち」を最大限に輝かせる人生のお手伝いをするのが、今の私の役目です。

私は「命=身体的な生命」「いのち=心が生きていること」と使い分けることにいたしております。
これも緩和医療の中で学んだこと。
その一つ一つが今の私の財産です。

政治の力は人の目を狂わせます。
政治の権力は政治家本人を勘違いさせてしまいます。
その様なことが我が身に起らぬ様、肝に銘じ「いのちびと」読ませていただきました。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。