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7月28日、第8回ジャムズネット東京講演会に参加してまいりました。

今日の課題は「災害医療」
日本だけでも毎年の様に頻発する災害、そのたびに医療者は様々な策を講じ、人命を守るため闘っているのです。

今日の講座は、
1.東京大学大学院医学系研究科 救急科学分野 森村尚登先生より「災害時の医療の体系的アプローチと直面するリスクと課題」について
2020オリンピックパラリンピックでは多くの人々が一同に会すことで医療需要も増すことが予想されます。
緊急時には住民の救急搬送も遅れることが予想され、来年に向かって予想しえないところまで想定すべきだということが明確に分かりました。

2.防衛医科大学校 防衛医学研究センター 広域感染症疫学・制御研究部門  加來浩器先生
「大規模自然災害後の感染症対策」について
災害に感染症はつきものです。
不潔な環境となったり、避難所の様に集団で生活することで感染症のリスクは高まります。
海外での豊富な体験をもとに、災害時に発生する感染症の対策につきICTの活用も含め解説いただきました。

3.東北大学大学院医学系研究科 消化器病態学分野 高知県災害医療アドバイザー(元公立志津川病院 内科医長)
菅野 武先生
東北大震災の医療は菅野先生抜きには話せません。
津波にあい水浸しになった志津川病院の屋上で、患者を守りながら医療機器もほとんど壊滅した中、最後まで命と戦い続けた雄姿。
米国タイム誌の2011年度の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた先生です。
現場の声は心に刺さります。

JAMSNET東京は、米国ニューヨークを拠点として在留邦人の心身の健康を日本語によりサポートしている団体で、海外居住経験を持つ医療、保健、福祉、教育、生活等の各分野における多職種の専門家、専門団体ならびに経験豊富な会員より組織されております。

当日のスライドはジャムズネットのHPでも公開されております。
是非、皆様にご覧いただきたいと思います。

第8回ジャムズネット東京講演会「災害医療」

 

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